樹音は、故 安川誠がデザインした木のオカリナです。
長いこと音楽に携わり、木のオカリナも制作してきた夫には、「いつか自分のデザインした木のオカリナを作りたい!」という夢がありました。
でもそれはなかなか叶いませんでした。楽器を作り出すということが、そんなにたやすいわけがない。
そうこうしているうちに、がんという病を得、がんと音楽活動の2足の草鞋(?)をはくことになってしまいました。
がんと共存6年半。
その中で、かねてよりの希望、オリジナルデザインの木のオカリナを「生きた証としてを作りたい。」と言ったのは、再発と診断される直前でした。
その中で、かねてよりの希望、オリジナルデザインの木のオカリナを「生きた証としてを作りたい。」と言ったのは、再発と診断される直前でした。
あわただしく木工家の小松氏と試作に入りました。
「死にゆく人」はそれを希望に、亡くなる2ヶ月前まで音楽活動し、そっと息を引き取りました。2010年夏のことです。
「この笛は、今まで音楽をやったことのない人でも息を吹き込めば音が出せる。たのしいよ。喜ばれるよ。」
http://myas07saym.wixsite.com/hocco
・ソプラノ・バリトン
夫亡き後樹音は私たち家族に託されました。ソプラノ樹音はすべての形の基本形。「未来に樹音を遺しいていこう」と。木工家 小松氏が、未来の職人に技術を継承。樹音が大好きな演奏家が音を作り、木工のプロがボディを作るという分業システム。技術の研修会やマニュアル作りに何年もかかりました。樹音が大好きな演奏家が音を作り、木工のプロがボディを作るという分業システム。そこから樹音の制度がどんどん上がってきました。
「MOCCAの後に続きたい!という演奏者が出た時に、初めて未来に遺るんだよ」と言ってくださった名古屋のk先生。
それを目標に制作に生きがいをもって、頑張ってくださっている職人さんたち。
「子供達に木の優しさに触れてほしい」という安川誠の思いと
「木を端から端まで生かしたい」という小松氏の思いが重なって、出来上が った商品です。学校やアウトドアイベントで、「削って磨いて、あなただけの樹音を作ろう。」と、作っていただいています。
8年間、約4000人の方たちが制作。
発売当初から木の名前を書いています。
今は「この木で作って」という持ち込みも増えました。長野県岡谷
市(行き峠の松)鳥取県智頭町・三重県美杉町・愛知県設楽町など
・初めてシリーズ
初めて樹音に取り組んでくださる方のための楽器です。
どこがちがうのか、写真をじっと見てください。
どこがちがうのか、写真をじっと見てください。
音の安定、ボリュームがちがいます。
でも安心してください。どの樹音も、日本の木を使ってひとつひとつ丁寧に手作りし、検音して出荷しています。
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