代表 安川みどり
設立より7か月が経過しました。
夫 安川誠の作る笛やCDの販売。コンサートの準備等をサポートする立場で、夫と「個人事業」を長いこと続けてきました。
2007年、名古屋にあるS病院産婦人科肉・NICUでのコンサートの時のこと。
木のオカリナとハープそしてギターのユニットの編成でお邪魔しました時のことです。
音色を聞いたパパやママに抱っこされた赤ちゃんの穏やかな表情、パパやママのほっこりした表情。そして、いつも忙しく走り回っている看護婦さんのやすらぎの表情。
皆さんの満足そうな表情を見た時、自然素材の優しい音色には、人の心を癒したり、慰めたり励ますのだなーと 、私はとても感動しました。
「自然素材の楽器の音色の素晴らしさ」を積極的に伝えていきたい。
そんな思いから、私たち夫婦が発起人となって立ち上げたのが、NPO法人 やすらぎの音楽協会です。
2008年長野県から承認されました。
その間色々なことがありました。
・2004年から舌癌にかかっていた夫の病気が、徐々に悪化していったこと。
・「自然素材の音色でやすらぎを伝えたい」という思いに賛同してくださる皆さんの応援に応えていく
そのためにも、個人事業を整理して、活動をNPO法人に一本化していこう。 2010年春のことです。
2009年、夫の病状がさらに悪化。この年の夏、とうとう舌の90%を切除。術後1カ月で笛を吹き始め、奇跡の復活だと喜んだのもつかの間、再発。
2010年1月のことでした。
夫は再発と宣告された時人生のゴールを見て、、「安川誠 オリジナルデザインの笛を作る」と決め、長いこと温めていた想いを一気に形にしました。
それが、森のオカリナ「樹・音」です。
子どもたちにも、もっと木の笛の素晴らしさを伝えたい。
自分はいなくなってしまうから、子どもたちに作ってもらうにはどういう形であれば可能か。
考えて考えて作ったのが、樹・音クラフトキットです。
夫は再発後も自宅で療養。亡くなる2か月前まで、コンサートをしました。
「あきらめない」
どんなに、大変な状況になっても「生きることをあきらめない」 そう言っていのちのともしびを燃やしてきました。
2010年8月26日。
自宅でそっと息を引き取りました。
奇しくも特許庁から「商標登録」が届いたのは、出棺の朝のことでした。
hocco設立まで長いストーリーになっています。
でもこれは途中。続きはまたということにさせて頂きます。
コンサートのご依頼・OTONARIへのご予約・その他お問い合わせ等はこちらまで! 合同会社 hocco TEL・FAX 0266-75-3533
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