2018/05/17

ちょっと気になる木のはなし  行峠の松

きょうは針葉樹の赤松で制作した樹音のお話しです。

森のオカリナ樹音は、基本的に広葉樹で作っております。

なぜ?
楽器作り・音楽素人の私は、夫が言う「針葉樹は、やにが多く・年輪の幅が大きく息漏れする」ということを請け売っておりました。

しかし、今それは変化いたしました。

樹齢300年を超える松に出会ってからです。
今月の工房の1本に登場した行峠の松。
http://www.hocco-llc.com/
詳細はここで。



この木で樹音をつくってくれませんか。という地元の方の依頼があって、進んできた
プロジェクトから生まれました。


                         




風雪に耐え、他を圧倒する大きさで凛として立つ松の第一声。
あまりに音色が繊細で、鳥肌が立ちました。

樹齢を経た木は年輪が細かになり、そこにやにが入り込む。
もう息漏れはなくなります。

あれから4年になりますが、行き峠の松が取り持ってくれた「縁」で出来たサークルが地元で活躍されています。
そして残り少なくなった木で作った樹・音が再登場しました。








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